東南アジア横断 (2008年9月)


その1 タイ・バンコク編



その2 カンボジア・シェムリアップ編はコチラ
その3 ベトナム・ホーチミン編はコチラ





ベトナムに行こうと。
であれば、ついでにカンボジアにも行ってアンコールも見ようと。
だったらもう、タイにも行ってアユタヤも見ちゃおうかと。

そんな無鉄砲かつ無計画かつ無茶な感じで、東南アジアを3ヶ国横断をしようと決めまして。

その日程、わずか9日間!
以下、そんな移動のつれずれを、まずはタイ・バンコク編。



タイで食べたところタイで見たところタイ、その他

・(アユタヤツアーのお昼)「U-THONG」
・(バンコク)「マンゴ・タンゴ」
・(バンコク)「ソンブーン・シーフード」
・(バンコク)「バンコクの屋台」

・(アユタヤ)バンパイン宮殿
・(アユタヤ)「ワット・プラ・マハタート」
・(アユタヤ)「ワット・プラ・シー・サンペット」
・(アユタヤ)「ワット・ロカヤ・スター」
・(アユタヤ)「ワット・ヤイ・チャイ・モンコン」
・(バンコク)「ワット・アルン」
・(バンコク)「ワット・ポー」
・(バンコク)「ワット・プラケオ」

・(アユタヤ)象に乗る
・(バンコク)チャオプラヤー川を、船で

・泊ったホテル(バンコク)「マノーラ・ホテル」








 1日目

本日の予定:
夕方発の飛行機でバンコクへ。
到着後、即寝で翌日のアユタヤに備えます。


08/09/21曇りバンコクへ!
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飛行機はANAです。


行きのフライトは成田18:10発。

大泉くんの「アフタースクール」を見て、それでも時間余りまくりなので「ドラゴンキングダム」。ジャッキーかっこいいなーとか言って、雑誌読んでパソコンいじって。

そんなことしながら到着は日本時間で0:30着。6時間のフライトです。
時差は2時間。
現地時刻22:30着ですが、荷物拾って両替して、ホテルに着いたのは結局現地時刻で0:30くらい。

近くのコンビニもどきでビール買って飲んで(←コレははずさない)、シャワー浴びて即就寝。
だって明日のアユタヤツアー6時半集合ですもん!



08/09/21曇り「マノーラホテル」

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↑フロント


と、まずはバンコクで泊まった「マノーラホテル」のご紹介から。

フロント、ロビーはまあまあきれい。
部屋は小さいけど、タイっぽい色合いとベッドメイクでちょっとかわいいです。

ただ、ポット無し、ドライヤー無しなのがちょっと残念。
「日本人相手にするなら、それくらいは準備しとかないと選んでもらえませんよっ」てアドバイスしたいくらいでした。

ちなみに立地は「ソンブーン・シーフード」からも歩ける程度の距離。
その意味で立地は意外に良いですよ。






 2日目

本日の予定:
いきなりアユタヤツアーへゴー!
バンコク帰ってきてから夕ご飯は、有名店「ソンブーン・シーフード」の予定。


08/09/22アユタヤ バンパイン宮殿
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↑屋根がすごかった。
飾りが。

さあ、いきなり「世界遺産・アユタヤ」を巡るツアーの始まり。

今回は「ウェンディーツアー」っていう会社のバスツアーを日本から申し込んでおきました。

ちなみに私、実は来年あたり「世界遺産検定」受けようかと思っているくらいの世界遺産好き。
このアユタヤと、カンボジアのアンコールはこの旅の目玉だったりします。

ホテルのロビーで6時半に拾ってもらって、さらにあちこちからの参加者を拾ったりして、1つ目の目的地「バンパイン宮殿」に着いたのは8時半くらい。

ここがねー。正直そんなに見るべきところは無いんですよ。
ここは飛ばしてアユタヤの時間をもっと増やして欲しかったくらいでした。



08/09/22アユタヤ 「ワット・プラ・マハタート」
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バンパイン宮殿からさらに30分くらいバスで走ると、アユタヤ遺跡群1つ目の目的地、「ワット・プラ・マハタート」に到着。仏教寺院です。

さあ見るぞ!

ここで有名なのは、木に埋もれた仏像の頭。
雑誌とかにアユタヤの写真が載ってる場合、2枚目くらいにコレが載る事が多い気がします。

それくらいに有名な
←コレ
ですが、実際に見ると・・意外にそれほどでもなかったかな。

でもね、そんな辛口な事言ったそばからアレですけど、実はこの寺院自体は素晴らしい!

崩れ落ちた仏塔や仏像の数々が、静かで、ちょっと物悲しい。オレンジのレンガと、草のきみどりの鮮やかな対比。そして美しいシルエットの仏像。いやーきれいだなー。

遺跡全体の印象としては、閑散としてる。
遺跡一つ一つが点在していて、密集していない分だけ迫力に欠ける感じ。
約700年前に出来た寺院なんだけど、とにかく「当時を偲ばせない」壊れっぷりなのです。

こんなに素晴らしいのに、観光客は本当にまばらで、その分かなり堪能できました。
今回のアユタヤの中では一番心に響きましたよ。



08/09/22象に乗る
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アユタヤで象に乗りました。10分くらいだけど。

象乗り場から、ちょっと離れたところまで歩いて、戻ってくるだけ。

正直、妻が「象に乗りたい」って言い出した時は勝手に乗って来なさい僕は遺跡見てるから、って思いましたよ。

でもさー。ツアーに組み込まれてるから乗ったんだけど、これが、象がメチャクチャかわいくって。

ツアーに「象にエサをあげる権利」みたいのが付いてたみたいなんだけど、いざエサをあげようとしたら係りの人に「20バーツだ」って言われて、考える間もなく「とにかくエサあげなくちゃ!」と20バーツ払いそうになってました(もちろんタダで大丈夫でした・・汗)。

象自身にとっては大変かもだけど、いい経験できたかな。



08/09/22アユタヤ 「ワット・プラ・シー・サンペット」

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アユタヤ遺跡群2つ目は「ワット・プラ・シー・サンペット」。

ここの見どころは高い尖塔3つ。アユタヤ王朝の王様3人のお墓ですね。
それと、広い敷地のところどころに崩れ落ちた寺院(本当は仏教寺院じゃなかったらしいけど)の面影。

まだ信仰の対象らしく、あちこちにお供えがあったりするのもいい感じ。がんばって裏の方まで歩くとラピュタのようなコケの繁った崩れたところとかもあるので、途中で引き返さないのがオススメ。

尖塔やら仏塔やら、階段を上って、上から見下ろす遺跡がきれい。
ここも、雑草のきみどりと、レンガのオレンジ、焦げた黒。
風も乾いてて気持ちいい。日差しも強い。かなりカッコいい。

この時点で僕的には超テンション上がって楽しくなってます(←簡単・・)。



08/09/22アユタヤ 「ワット・ロカヤ・スター」

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アユタヤ遺跡群3つ目。「ワット・ロカヤ・スター」。

ここは駆け足。
涅槃仏見て。

裏に遺跡(寺院跡)があるんだけど、涅槃仏を含めても、たいした事ないかな。


08/09/22「U-THONG」 (アユタヤツアーのお昼)

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↑写真なんて無いから、バンコクの街中の風景


お昼はアユタヤツアーで連れてこられたこの店で。
バイキング形式です。

うーん・・正直・・どれも美味しくない。

オプショナルツアーのお昼って、なんでいつも美味しくないんだろう。
こういうところではあまり食べずに、夕食を楽しむのが吉ですね。


08/09/22アユタヤ 「ワット・ヤイ・チャイ・モンコン」
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↑普通に現地の人が拝んでる


さあ、アユタヤ遺跡郡ラスト!「ワット・ヤイ・チャイ・モンコン」です。ここも仏教寺院。

アユタヤ王国の遺跡なのに、今でも普通にお参りに来ていて、それがすごく良かった。
台湾でも感じたけど、このあたりは日本とは違うなーと感じるところです。宗教が生活の一部になってる。僕も貼りましたよ金箔。頭に(←悪いところに貼ると良くなるらしい)。

仏塔の周りを囲むようにたくさん並んだ仏像も壮観だし、巨大な仏塔から見下ろす遺跡もすごくきれい。

うん、ここはいいっすね。
なんとなく「ほんわか」とした遺跡でした。

いずれにせよ、アユタヤ!タイに来たら行く価値アリ。
次タイに来たらスコータイにも行ってみたいな。

※アユタヤ王朝の詳細は書きませんでしたけど、興味のある方はwikiで読んでみてください。



08/09/22「マンゴ・タンゴ」(サイアムスクエア)
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「マンゴタンゴ」

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「マンゴサルサ」 

アユタヤツアーを終えて、16時くらいにバンコクに戻ってきました。

ぶらぶらと一駅分くらい歩いて「バンコク」がなかなかに都会だって事を体感。
車も多いし・・。

サイアムスクエアまで歩くと、このマンゴースイーツが評判のお店に到着。
一日疲れたから甘いもん食べたい!

というわけで、妻がマンゴタンゴ100バーツ(約300円・写真上)、私はマンゴサルサ80バーツ(約240円・写真下)

おー!
マンゴー美味しいです。マンゴーゴロゴロ入ってるし、ネットリと甘い。
個人的には自分の頼んだヤツが、マンゴープリンとマンゴーシャーベットと生マンゴーなんですけど、美味しかったです。

コレはオススメ出来る美味しさ。
日本でマンゴー堪能してこの値段は、たぶんありませんよ。

ただねー・・女の子ばっかりで。
男性にはちょっと厳しかった。



08/09/22「ソンブーンシーフード」 (バンタットン)

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プーパッポンカリー

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トムヤンクン。メチャうま・・

サイアムスクエアあたりをぶらぶらし、さらにバンタットンまで歩いてこの有名店へ。
やっぱり基本の有名店は押さえて、それからマニアックな方向へ進んでいきたいですもんね。

さて、この店。プーパッポンカリー(蟹カレー卵とじ)発祥の店。
当然プーパッポンカリー頼んだけど・・正直たいしたこと無い。しょっぱいし甘いし、蟹は殻ごと入ってて食べづらいし。

それよか、ここではトムヤンクン!
トムヤンクンを美味しいと感じたのは人生で初めて。これは本当にダシが違う!
魚介の旨みの詰まったスープに、程よい酸味、辛味。
これは美味しいなー。今までトムヤンクン嫌いって言い続けてたのが何だったのか、と。
世界3大スープってのも納得。いやー美味しかった。

ちなみにもう一つ頼んだ海老と春雨の炒めたのも、まあ普通に美味しかったけど、この店全体として、そんな言うほどかなー、とも思いました。


いや「蟹や海老をしこたま食べて数千円」ってのは、嬉しいっちゃ嬉しいですよ。
でも、このあと行くベトナム・ホーチミンの「クアン94」に比べちゃうとなー、と。

ちなみに妻はここで食べたトムヤンクンを、この旅の旨いものベスト3に挙げてました。
僕も、ギリで入るか入らないかくらいに気に入りましたよ。






 3日目

本日の予定:
今日はバンコク市内観光(当然自分の足で回ります)。
ワット・アルンとか、涅槃仏とか。そして夜はいよいよ2ヶ国目、カンボジアへ!


08/09/23チャオプラヤー川を、船で
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今日は朝から王宮周辺の寺を巡ります。

今回泊まった「マノーラホテル」はチャオプラヤー川のそばだから、王宮周辺へ行こうと思うと交通手段は当然「水上バス」になるわけです。

さあ!15バーツ(45円・・)を払って乗船!

いやーチャオプラヤー川きったねーなー。ミルクチョコ色じゃん。
鴨志田穣が夏の江ノ島の海を見て「これはチャオプラヤー川と言うんだ」とか言ってたの思い出してウケてた。

本当に地元民ばっかり乗ってて、お坊さんとかもいて、僕らがお金払うタイミング逃してオタオタしてると、おばちゃんが集金係呼んでくれる。そんで「大丈夫よ」と微笑んでくれたり。

風も気持ちいい。空の青さもハンパ無い。

いやー個人的には超好きかも。こういう空気を感じるために旅してますもの。



08/09/23ワット・アルン (バンコク)
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バンコク寺巡り、一つ目はここ、「ワット・アルン」から。

なんと言うか・・。「バカじゃないの?」と何度口にしたか(注:この後のワット・プラケオでも何度も口にする)。

つまり、素晴らしい!
朝日を浴びて光るワット・アルンが、高くて、きれいで、壮麗で!

なんと言っても、このモザイク。
色とりどりで美しく、もの凄いパワーを感じる。
それがでかい建物全体に施されてて、これはもう仏教寺院としては破格。
日本はもちろん、台湾でも、テレビで見る中国でも見たこと無いですよ。タイ仏教恐るべし!

ここは個人的は、バンコク王宮周辺では一番好き。
これから回るワット・ポーやワット・プラケオと比べても、一番素晴らしい、美しい建造物だと思います。



08/09/23ワット・ポー (バンコク)

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↑修復してる兄ちゃん


バンコク寺巡り2箇所目。ワット・ポー。

ここでの見所は、なんと言ってもでかい涅槃仏。

・・・でもねー。

ただでかくて長くて金ぴかなだけじゃねー。
スケールで勝負するなら、東寺の千体観音の方がずっと世界の広がりがあってスケールでかいでしょう。

正直そんなでもなかったかな。


08/09/23バンコクの屋台村
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上がイカ肉詰め
左下チキンライス
右オムレツ

さて、ここらで昼食。
我が家のアジア旅行では恒例、「現地の人に混じって屋台ご飯」です。

今回はワット・プラケオ脇、チャオプラヤー川のほとりにある屋台村で勝負(←?)することに。

その屋台村の一番奥、水上バス乗り場のそばにあるローカル食堂が実にいい感じしたのでソコで食べる事に決定。
普通に現地の学生とかおばちゃんが黙々と食ってるという、もろローカルな屋台なんだけど、それがまたいいというか。

さあ!値段も具材もわからないままに(←おい・・)いざ注文!
基本は他の国と一緒で、皿にご飯盛ってもらって、おかずを指差し注文で乗せてもらうって方式です。

チキンライス(もどき)。
イカの肉詰め。
鶏肉を辛く煮たヤツ。
中に野菜が詰まったオムレツ。

これがやはり旨い!特にヒットはイカの肉詰め。イカ墨の旨さが際立つ。

値段は、正直「多少ボラれたかな」程度で130バーツ(400円ちょい)。
でも・・やっぱり面白い。
コレはアジア旅でははずせないっすね。



08/09/23ワット・プラケオ (バンコク)

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↑なんだこのナーガ・・(笑)


バンバンコク寺巡りの最後はここ。「ワット・プラケオ」へ。

いやー、ハデハデ!金ピカ!バカみたい!

まっ金の仏塔、むらさき色の装飾が鮮やかな建物。
手すりはほぼ100%ナーガだし(←これはアンコールでもそうだったけど・・)。

そして、エメラルド仏を真剣に拝む人々に宗教の力を見せ付けられる(エメラルド仏はタイ仏教のシンボル)。
ちなみに素材は、本当はエメラルドじゃなくてヒスイなんですって。

でも、とにかくここはセンスが・・!
日本の静かなお寺の勝ちでしょ。
ハデすぎて一通り見終わるとかなり疲れたさ。


08/09/23カンボジアへ
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↑ワット・プラ・マハタートで見た
カッコいい3輪車。センスいい!


夕方発の飛行機でタイとはお別れ。あっという間だったなー。

タイ全体としては、寺とかはやっぱりいいけど、個人的にはアユタヤ。今度はスコータイだな(自然遺産より文化遺産が好きなんですもの)。

タイ、行く価値アリですよ!
え?ムエタイ?プーケット?なにそれ・・。


余談。
バンコク空港のバンコクエアウェイズ待合室は超快適。
広々としたフロアにふかふかの椅子、コーヒーやジュース飲み放題、お菓子や軽食も。そして、無線LANがセキュリティ無しで繋がる(シンガポール航空の電波に繋いでみた。回線遅いけど)。
カンボジア入国の方法や、シェムリアップの美味しいお店の情報とか、ここで調べてました。
(↑日本で調べてから行け!)




その2 カンボジア・シェムリアップ編はコチラ



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